アサメシヤ

庭師の目線で見る世界

コロナと田舎暮らし 生活スタイルを変える人が増えるだろう

今回のコロナはコロナ時代とも呼ばれ歴史に刻まれることになるでしょう。

コロナが流行する前、僕はタイに住んでいました。そして日本に帰るかというときにコロナという言葉を耳にするようになりました。

最初は誰もここまで被害が出るなんて思ってもみなかったはずです。しかし、感染はあっという間に広がりました。

飛行機の欠航も相次ぎ、この規模だと半年以上は日本に帰れなくなる可能性もあると思い全ての飛行機が止まる前に帰国しました。

日本では京都の綾部に住んでいます。というか前回帰国した際にそこに引っ越しすることに決めていたのです。

日本に家はないのでタイから直接、綾部に引っ越したということです。

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近所の桜と田んぼ

僕の住んでいるところは綾部の中でも田舎の地域で山に囲まれ田んぼが広がりその中に民家が少々あるというところです。

何故ここに住み始めたのかということは別の記事に書くとして、今回はコロナと田舎暮らしについて書いていきたいと思います。

ここでは都市部と比べればコロナの影響は少ないです。何しろ人口密度が違います。生活必需品を手に入れることに苦労することはありません。

とはいえ全くというわけではありませんから村の集まりやイベントの中止、飲食店は休業になり苦しんでいる人もいるでしょう。

僕の仕事は庭師なのですが、庭師の仕事は外のことなので自宅から車で現場への往復なら人との接触も最低限で済みます。影響の少ない業種といえるでしょう。

そしてうちにはテレビがありません。インターネットもしばらく不通でした。(スマホの電波は届きますが通信速度が遅くて使い物になりません。)

周りの環境が影響が少なく、情報も少なかったので実感としてコロナの脅威を感じにくかったのです。

生活するうえで必要な食べ物。食べ物についてコロナとの関係を考えて行きたいと思います。都市部であればスーパーなどに買い物に行く人がほとんどでしょう。

しかしここでは村の人が米や野菜の栽培、狩猟も行っていてイノシシやシカの肉も村の中で手に入れることが出来ます。

それは頂いたり、買ったりするのですが、都市部と農村部の大きな違いは「食べ物の移動距離」です。

都市部では食べ物は全国から、いいえ、世界中から集まってきます。その食べ物を運ぶために多くの人の手を渡るわけです。その過程で人の接触やウイルスの付着のリスクは高くなります。

農村部では多くの人が自分の田んぼや畑を持っています。そして食べきれない野菜は近所に配ったりしています。

お互いに自分の育てていない野菜を融通しあえるので種類も豊富になります。

養鶏や狩猟で肉や卵を得ることもできますし、豊富にあるクヌギやナラの木からキノコ栽培、春はタケノコや山菜取りが出来ます。

都市部のように世界各国の食べ物が集まるわけではありませんが、ここでしか味わえない楽しみも沢山あるのです。

食べ物が近くで作られたものということは人同士のやりとりも少なくなるということです。

いくら自宅待機といっても食べ物を買いにスーパーに行ったら何人の人と接触したかなんて覚えていません。

しかし村では今日誰と会ったか覚えています。それだけ小さい単位であれば「自宅待機」ではなく「村待機」でいいのではないでしょうか。

食べ物が外から運ばれてこなくなっても困らない小さい単位で食べ物を生産することは自分の身を守るために必要なことです。

まずは小さな家庭菜園からでも始めてみてはいかがでしょう。

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筆者の畑の小松菜