アサメシヤ

庭師の目線で見る世界

コヒマ~ジャムナ川 インドの辺境を行く その1

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コヒマの街並み

コヒマでの目的を達成しましたが、この時次の目的地を決められずにいました。なぜなら2週間後同じナガランドのモンという町で首狩り族のお祭りが行われるという情報をゲットし、それには参加したいけど今から行ったら早すぎるということで決めかねていました。

取り合えず遠回りするような形で一度アッサムに出ようと途中の街ウォカまで行くことにしました。ウォカまではバスがあるだろうと思ってウォカ方面に歩きだし後ろから来るバスを止めてはウォカに行くか聞いていたのですが、どのバスも行かないといいます。

どうしたものかとそのまま歩いていたら、クラクションを鳴らす車がいるのでよくみると昨日のタクシーのドライバーが手を振っています。

ウォカに行きたいんだけどバスがないと言ったら、どうやらバスはないそうでスモー(乗り合いジープ)で行かなければならないそうです。取り合えず乗れよと言ってくれたので助手席に乗り込むとスモー乗り場まで送ってくれました。しかもタダで、他にお客さんも乗っていたのに親切を通り越して信じられない😳

スモー(SUMO)はこの時初体験だったのですが、なんせ一列に4人も乗せるものだから常に圧迫されるわ、隣の人の汗が伝わってくるわ、振動で頭ぶつけるわで乗っているだけで体力を消耗します。とはいえこの先ナガランドでの長距離移動はスモーがメインになってきます。

ウォカでは移動の中継地点だったため特にすることもなく、寝るだけのとにかく安い宿を探していたら、女子高生達に声をかけられました。外国人を見たのは初めてだといいます。どこか安い宿はないかと聞いたら案内してくれたのがホーンビルホテル、せっかくだったのですが800ルピーだったので止めておきました。

そして見つけたのがカシミールロッジという300ルピーの宿、値段相応のクオリティです。

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カシミールロッジ

アッサムには北と南を分けるようにジャムナ川という川が横切っているのですが、この先北東の方面に向かって進もうと考えていたところ偶然見つけた地図で川を渡る船があることに気づきました。

そこでこれからアッサムに行っても首狩り族のお祭りまで時間が余ってしまうことが分かっていたので、川を渡りアルナーチャルプラデーシュという中国との国境の州へ向かうことにしました。

港に一番近い街はジョルハートというところでメルボン、ゴガラートとスモーを乗り継いで行きます。このルートを導き出すのに沢山の人に聞きました。たいていの人は一度ディマプルまで行けといいますがだいぶ遠回りになります。

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スモーのチケット売り場

実はこの時インターネットがつながらず頼みの綱のgoogleマップが表示されないのでかなり手間取りました。この後もしばらくネットがつながらず情報の入手に苦労することになります。

スモーでの道中乗り合わせたおじさんがダールとチャイをおごってくれました。

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ダール(豆のスープカレー)とチャパティ

メラパニからゴラガートまでは乗り合いのバンに乗り換えて向かいます。メラパニはアッサム州になり地図で見たときゴラガートまでは今までかかった時間を考えると到着は深夜になるなと思っていたのですが、意外とすんなりつきました。

ナガランドは山岳地帯ですが、アッサムに入ると急に平地になり、さらに舗装の状態もアッサムの方が格段によいからでしょう。

そして人の顔つきもだいぶ変わります。モンゴロイドからアーリア系に道にも牛やら山羊やらでてきて同じインドなのにインドに来たなって気持ちになります。

ゴガラートで一泊したところはホテルアティッタヤというホテル、設備は綺麗なのに掃除出来てないのが残念。シーツに毛が大量に残っていては快眠できません。でもスタッフがいい人だったので許す!

朝はホテルの向かいにチャイの屋台が出ていたので、モーニングチャイをしてから少し町を散策します。鉄道の駅を見に行きました。乗るわけではないですが、料金表を見てみると驚くほど安いです。近場なら20円もせずに乗れるとは!

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お菓子をチャイに浸して食べるのがインド流

ゴガラートからジョーハットまではバスが出ていて2時間ほどでつきました。そこから船の出るニマチ港まではどうやって行くのか分からずバスを降りたところでオートリクシャーが客引きをしてくるので聞いてみたら、港までは300ルピーで港まで行くバスの出るバスターミナルまでは100ルピーだといいます。

その時いまいち言ってることが分からず、5分くらいそれだけを聞くのにかかったのですがバスターミナルまでは歩いて行ける距離だと思い断りました。そうしたら乗らないのなら50ルピー払えといいます。流石にそんなことで払いたくないのでノープロブレムといって押し切りました。

そして何度も人に聞いて探し回ってやっと見つけたニマチ港行きのバスは乗り合い軽バンでした。バスターミナルという感じではないので全くわからなかったです。

ニマチ港から出る船は想像していたよりも大きく車も運ぶフェリーです。一人15ルピーと格安で、そこの料金表には車はもちろん、リクシャーや牛、水牛、豚、アヒル、その他いろいろでインドらしい料金表です🤣

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牛と水牛も分ける細かさ(笑)

Instagram : https://www.instagram.com/asameshiya/?hl=ja

Abaut

●Wokha ウォカ

Kashmir Lodge カシミールロッジ

シングル300ルピー、wifiなし、風呂トイレ共同水バケツのみ、風呂汚く臭い、スタッフ親切

Hornbill Hostel ホーンビルホステル

シングル800ルピー、wifiなし、部屋は見ていないがロビーは綺麗


●Golaghat ゴラガート

Hotel Atithya ホテルアティッタヤ

シングルなし、ツイン500ルピー、wifiなし、水シャワー、シーツ汚い、スタッフ親切


●移動

Kohima~Wokha SUMO、一時間に1本ほど、所要4時間

Wokha~Merapani SUMO 260ルピー、所要4時間

Merapani~Golaghat 乗り合いバン 100ルピー、所要1時間

Golaghat~Jorhat バス 60ルピー、一時間半に1本、所要3時間

Jorhat~Neamati Ghat 乗り合い軽バン 40ルピー

Neamati Ghat~Kamalabari ferry station フェリー 15ルピー、所要40分