アサメシヤ

あさひ@旅する庭師

お金の力で問題解決して何が悪いの? ~社会問題へ立ち向かうために~

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皆さんお金で問題解決ってしたことありますか?


そんなこというとなんとなく悪いことしているような感じですが、ほとんどの人が経験しているんじゃないでしょうか?


だって他人の物壊してしまったら弁償しますよね。同じものは戻らないからお金で新しいものを買うということになります。


交通違反の罰金もそうですね。時間を戻してなかったことにはできません。


雨の日に濡れるのがイヤという問題をタクシーに乗って解決するというのもお金で問題解決しているということです。



ではどうしてこの言葉に悪いイメージがあるのでしょう。


不倫相手の存在が奥さんにバレそうになって手切れ金として渡すとか。


実際あったのか分かりませんが時代劇で


「越後屋お主も悪よのう」

「へっへっへ、お代官様ほどじゃございません。」

なんてやりとりとか。


洋画でホテルのスイートルームみたいな部屋にジャグジーがあって、金持ちのおっさんが水着美女に囲まれてるとことか。


というメディアの影響もあって「お金」=「汚い」というイメージがあるのでしょう。



特に日本人は戦時中から贅沢は敵だという教えを受けてきました。その感覚は現代でも色濃く残っていると思います。


例をだしておいてなんですが今回はそういう話ではなくもっと規模の大きい話です。


社会問題を解決するためのお金の使い方について書いていきます。

金の力を思い知れ

僕はアジアで支援活動を行っているのですが、初めはボランティアでした。


しかし現実を見ると何か行動を起こすためには必ずお金が必要です。


もちろん一緒に遊ぶとか仕事を手伝うとかお金のかからないことも立派な行動です(厳密には旅費、食費、宿泊費などかかりますが)


しかしそれで根本的問題を解決できるとは思いません。


僕の理想とする支援活動は社会全体に働きかけそもそもそういう人たちが生まれない社会構造に作り変えるということです。


その結果より多くの人がより良い生活を送れる世界に変わっていきます。



社会全体に働きかけようとするときお金は拡声器のようなものです。


新宿のスクランブル交差点で地声で叫んでも声は雑踏にかき消され、誰も聞いてくれませんよね。


しかし拡声器があればその声は届きます。


その拡声器を大きくしてたくさんの場所に設置すれば東京中に声を届けることも可能です。


権力 ≠(お金=信用)≒ 影響力

あなたにとって「お金」とは何ですかという質問を耳にすることがありますが、「自由」「権力」「安定」「モテるため」など色々あると思いますが(ちなみに僕は自由派です)「権力」とはどういうものか考えてみます。


Wikipediaには他人を支配し、複縦させる力とありますが本当にお金にそんな力があるのでしょうか。


お金持ちといえば世界の上位資産家であるビル・ゲイツ氏がいます。


彼の年収は1兆6635億といわれています。しかし彼が他人を支配したり、複縦させていることはありませんね。


そんなことをしていたら彼が兆憶長者になることはできなかったでしょう。周りから支持されたため結果として大金持ちになったのです。


世界長者番付という世界上位の資産家のリストがありますが、その人たちも同じで権力を振りかざしていてはただの金持ちにはなっても兆のつく資産家にはなれなかったでしょう。



そして彼は権力は振りかざさなくても人々に大きな影響を与えることが出来ます。


彼の一言で株価が変動するかもしれないし、ITの道を目指す若者が増えるかもしれない。


そして彼は慈善事業も数多く行っています。


その中でも強烈なニュースになったウンコ瓶片手にトイレの未来を語るという記事です。

ビル・ゲイツ、ウンコ瓶を片手にトイレの未来を語る | ギズモード・ジャパン


世界には水で浄化するシステムのない貧困層が25億人います。その中には排便から発生する病気に苦しむ人々もいます。


その問題を解決するためには多額のお金が必要です。


いくら熱い思いを持っていたからといってスクランブル交差点でウンコ入りの瓶をもって叫んだらどう見ても変質者です。


後は警察署の方で話を聞こうっていわれて終わりです。


これはお金には「信用」があるからではないでしょうか。もちろん信用されているのはビル・ゲイツ氏本人なのですが、もし彼が年収1000万円だったらこんなに話を聞いてくれる人はいないはずです。


社会に与える影響は良いことばかりでない

ここでこんな疑問が聞こえてくると思います。


「彼の行動で幸せになる人ばかりではない、その影では彼の行動で苦しむ人もいる」


彼の行動の結果、仕事を失ったり不利益を被る人は確かにいます。


影響力が大きいだけにその数は分かりませんがかなりの規模だと思います。


またコンピュータが自然環境に与えるダメージも深刻です。


今では僕たちの生活になくてはならないものとなり、スマホやパソコン、デジカメ、車、あらゆるものにコンピュータが使われています。


新しいモデルが次々出るため1年ほどで古いモデルとなってしまい、スピードの求められる現場では新しいものに買い替えることになります。


最新のコンピュータは性能が高くなるにつれて高純度を作り出す必要があるため2グラムのメモリチップを作るために、1.3キログラムの化石燃料と原材料が必要になるといわれます。


この様なマイナス面もあります。ここから目をそらすことはできませんが話がそれてしまうのでこれについてはまた後に書きます。


お金が先か信用が先か → 結論:相乗効果(一部例外あり)

僕が考えている「お金の力で問題解決して何が悪いの?」の問題とは社会に対する影響力がないと解決することのできない問題です。


世の中から戦争を無くしたいと思えば極端な話お金があればアメリカの戦争のための武器製造会社を買い取り、武器の製造をストップして、武器の回収、解体業者に作り替えることもできます。(問題の多すぎる話ですが)


少ないお金で町の武器の商店を一つ買い取ったところで、目的が世の中の戦争を無くしたい、だったら影響は0%に近いです。目的が商店を営みたいだったら100%達成ですが。



社会に大きな影響力を持ちたいと思うのならお金が必要です。お金は信用が紙の形になっているものなので、お金を多く持つことは信用が高いということでもあります。


人を騙して手に入れるなど悪いことで手に入れることもあります。それは一時的に口先のテクニックで信用を得ているだけで長続きはしません。


ヤ〇ザのトップともなれば数十億稼ぐとも言われています。それはその界隈では信用があるためです。


また若手にあんなことやこんなこと(書けないようなこと)をさせて手に入れたお金を吸い上げていて、その分若手が塀の中に入っていくという。


若手は夢を与えられていると考えればそれが信用になるといえますが、どちらにしても世の中の多くの人には信用されずその小さなテリトリーの中でしか信用を得ることができません。


つまりビル・ゲイツ氏ような大金持ちにはなれないというわけです。


影響力 × 不幸=(2幸福)ー(不幸/2)

お金の力で問題を解決するということには賛否両論あると思いますが、社会問題に対しては情熱も必要ですがやはり影響力が大きければ大きいほどできることの規模は大きくなります。


しかし先ほど言ったように規模の大きなことをすればそれだけ悪い影響を与える可能性も高くなります。


不利益を被る人や環境汚染など十分に配慮して動くべきですが、一手で全てを解決する手段はありません。


それにどんなに計画しても最終的にはやってみないとわからないのです。


こういう影響があるんじゃないのかとか、人の意見を聞きすぎて考え込んでしまったら何も変わりません。


少々の被害には目をつぶれというわけではありません、しかし現状を維持することがいいことだとは思えません。


行動しておきた悪い影響はしっかり見つめて、さらなる問題解決の課題とすればいいのです。


そうして二手、三手、何手も打っていくうちに本当の解決に近づいていくのではないかと思います。


最後に

僕も数年前まではお金への欲がないことが美徳だと思っていました。


(ちなみに「質素」と「お金への欲がない」ことは別です。今はミニマリストな生活なので昔以上に質素です。)


あるとき人身売買やストリートチルドレン、人種差別などで苦しむ人の支援活動がしたいと思って実際に活動をしている施設や貧困地域を見に行きました。


始めはお金がなくても気持ちがあれば何とかなるだろうと思っていました。


確かに少ないお金でも工夫すればできることは沢山あります。


しかし僕がやりたいことは社会の根本からひっくり返すようなことだということに気づきました。


初めから苦しむ人たちが出ないような社会構造をつくること、でもそのためには資金が足りません。


だから今はお金を稼ぐことに重点を置いています。


その過程で自分の信念とは裏腹なことをしなければいけないこともあるだろうけど、それでもお金の力で問題解決するために億万、いや兆憶長者を目指します。